全作品インデックス
本格ミステリの書き手たちが、投票で選ぶ賞

本格ミステリ大賞 歴代受賞作一覧

第1回(2001年)〜第26回(2026年)の全30作。Kindle版は28作。本屋大賞とも重なる4作 ↓

2020年代 8作

第22回
2022年
大鞠家殺人事件芦辺拓
『大鞠家殺人事件』の表紙
芦辺拓 著

昭和18年、陸軍軍医の妻になった中久世美禰子は、大阪・船場の化粧品商「大鞠家」に嫁ぎます。夫が戦地へ向かったあと、古い商家に残された美禰子の前で、一族を狙った連続殺人が起こります。明治から戦後まで、いくつもの時代が交差する長編です。

第21回
2021年
蝉かえる櫻田智也
『蝉かえる』の表紙
櫻田智也 著

昆虫が大好きな心やさしい青年・魞沢泉が、旅先で出会う事件の謎を解いていく5編の連作集です。表題作では、16年前の震災のときに目撃された、行方不明の少女の幽霊の話が語られます。どの話にも、人の悲しみや思いやりが隠れています。

2010年代 12作

第19回
2019年
刀と傘伊吹亜門
『刀と傘』の表紙
伊吹亜門 著

慶応3年の京都。尾張藩士の鹿野師光は、のちに初代の司法卿となる江藤新平と出会います。維新の志士の不審な死、密室での刺殺、処刑直前の毒殺。時代が大きく変わる中で起きた不可解な事件を、論理で解いていく5編の連作集です。

第17回
2017年
涙香迷宮竹本健治
『涙香迷宮』の表紙
竹本健治 著

IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久が、明治の作家・黒岩涙香が遺したとされる暗号に挑みます。鍵になるのは、いろは48文字をすべて一度ずつ使って作られた「いろは歌」の数々。日本語の仕掛けをとことん突きつめた、言葉のミステリーです。

第15回
2015年
さよなら神様麻耶雄嵩
『さよなら神様』の表紙
麻耶雄嵩 著

「犯人は○○だよ」。小学5年生の鈴木太郎は、自分を神様だと名のり、事件の犯人をいきなり言い当ててしまいます。同じクラスの探偵団の子どもたちは、その答えが本当かどうか、手がかりを追っていきます。『神様ゲーム』の続きにあたる連作短編集です。

第14回
2014年
スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ森川智喜
『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』の表紙
森川智喜 著

中学生の襟音ママエは、どんな問いにも真実を映して答える「魔法の鏡」を持っています。そのママエの前に、悪知恵の働く探偵・三途川理が立ちはだかります。白雪姫をもとにした設定で、ファンタジーと本格ミステリーを組み合わせた作品です。

第13回
2013年
密室蒐集家大山誠一郎
『密室蒐集家』の表紙
大山誠一郎 著

密室で事件が起きると、どこからともなく現れて謎を解き、去っていく探偵「密室蒐集家」。警察の中でも都市伝説のように語られる人物です。時代の違う5つの密室事件を描いた短編集で、探偵は何十年たっても年を取らないように見えます。

第12回
2012年
虚構推理 鋼人七瀬城平京
『虚構推理 鋼人七瀬』の表紙
城平京 著

妖怪たちから「知恵の神」として頼られている少女・岩永琴子と、ある秘密を抱えた青年・桜川九郎。2人の前に、ネットの噂から生まれた怪物「鋼人七瀬」が現れます。琴子が選んだのは、嘘の推理で噂そのものを上書きしてしまう、という奇妙な戦い方でした。

第12回
2012年
開かせていただき光栄です皆川博子
『開かせていただき光栄です』の表紙
皆川博子 著

18世紀のロンドン。外科医ダニエルの解剖教室で、手足を切られた少年と顔をつぶされた男の死体が見つかります。捜査にあたるのは、目の見えない治安判事と、その助手たち。ダニエルの弟子たちも巻きこまれながら、事件の真相に迫っていきます。

第11回
2011年
隻眼の少女麻耶雄嵩
『隻眼の少女』の表紙
麻耶雄嵩 著

死に場所を探していた大学生の種田静馬は、信州の山奥の温泉地を訪れます。そこで村の神の後継ぎとなる少女が殺され、片目の少女探偵・御陵みかげが推理に乗り出します。物語は2部に分かれていて、18年後、同じ場所でふたたび事件が起こります。

第10回
2010年
密室殺人ゲーム2.0歌野晶午
『密室殺人ゲーム2.0』の表紙
歌野晶午 著

ネット上で、5人のゲーマーが推理ゲームを楽しんでいます。ただし出題されるのは、出題者自身が実際に起こした殺人です。犯人が誰かは分かっていて、問われるのは「どうやって殺したか」。前作『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の続編です。

第10回
2010年
水魑の如き沈むもの三津田信三
『水魑の如き沈むもの』の表紙
三津田信三 著

舞台は奈良の山奥、水の神を祀る4つの村です。怪異譚を集めて歩く作家・刀城言耶は、編集者の祖父江偲とともに、久しぶりに行われる雨乞いの儀式に立ち会います。ところがその最中、湖の上で密室状態の殺人が起こり、事件は続いていきます。

2000年代 10作

第8回
2008年
女王国の城有栖川有栖
『女王国の城』の表紙
有栖川有栖 著

英都大学推理小説研究会の部長・江神二郎が、姿を消しました。有栖たち部員は江神を追って、新興宗教「人類協会」の聖地・神倉へ向かいます。ようやく江神と再会したものの、協会の本部「城」の中で殺人事件が起き、一行は外に出られなくなります。

第7回
2007年
シャドウ道尾秀介
『シャドウ』の表紙
道尾秀介 著

小学5年生の凰介は、母を病気で亡くし、父と2人で暮らしています。やがて、幼なじみの一家にも次々と悲しい出来事が起こります。凰介、父、周りの大人たちと視点を替えながら、それぞれが隠していたことが少しずつ明らかになっていきます。

第4回
2004年
葉桜の季節に君を想うということ歌野晶午
『葉桜の季節に君を想うということ』の表紙
歌野晶午 著

主人公の成瀬将虎は、いくつもの仕事を掛け持ちする「何でもやってやろう屋」。知り合いから、ある事故の真相を探ってほしいと頼まれ、調査を始めます。現在と過去の話が行き来しながら進み、最後に大きな仕掛けが待っています。

本屋大賞でも上位に入った本格ミステリ大賞受賞作

書店員が選ぶ本屋大賞と、本格ミステリ作家クラブの会員が投票で選ぶ本格ミステリ大賞。選ぶ人も基準も違う2つの賞で、どちらにも名前が挙がった作品です。

山本周五郎賞・直木賞とダブル受賞した本格ミステリ大賞受賞作

本格ミステリ大賞とは

本格ミステリ大賞は、本格ミステリ作家クラブが2001年に始めた賞です。会員の投票で、その年のすぐれた本格ミステリを選びます。このページでは小説部門の受賞作を載せています。このページでは、受賞作を新しい順に年代ごとに並べています。すべての作品に短い紹介を付けました。

受賞作・回・年は、本格ミステリ作家クラブの「本格ミステリ大賞」のページで確かめました(2026年9月27日)。Kindle版の有無は同じ日にAmazonで確認したもので、変わることがあります。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑