会社を辞めた青年が営む古本屋「十月堂」。本好きの常連さん、制服姿の女子高生、亡くなった家族の本を整理しに来た人。さまざまなお客さんと店主のやりとりを通して、本と人の人生のつながりを描く連作です。
2020年代 7作
朝日田ありすは、両親の方針で2つの言葉を使って育てられましたが、両親を亡くしたあと、どちらの言葉も十分に使いこなせない状態になってしまいました。
勉強もバイトも、「ふつう」にこなすことができないヤンキーの小林。ある日、怪しいバイトに誘われかけたところを、転校生の宇野に助けられます。宇野もまた、周りとうまく合わせられない変わり者でした。
伊豆大島に住む高校1年生の安海相は、漫画を読むのが大好きな女の子です。あこがれの漫画家が同人誌の即売会に出ると知って、ひとりで東京へ向かいます。そこでの出会いをきっかけに、相は「読む側」から「描く側」へと踏み出していきます。
アメリカ・カリフォルニア。ある過激な団体の襲撃をきっかけに保護されたチンパンジーから、人間とチンパンジーの両方の血を引く「ヒューマンジー」、チャーリーが生まれます。
勇者ヒンメルたち4人のパーティーは、10年の旅の末に魔王を倒しました。物語は、その「冒険のあと」から始まります。エルフの魔法使いフリーレンは、ほかの仲間よりはるかに長く生きる種族です。
成績もよく、友だちとも楽しく過ごしている高校生の矢口八虎。けれど心のどこかに、満たされない気持ちを抱えていました。ある日、美術室で1枚の絵に心を奪われた八虎は、絵を描くことに目覚め、東京藝術大学を目指しはじめます。
2010年代 10作
近未来。高校生のカナタたち9人は、学校行事の「惑星キャンプ」に出発します。ところが、思いもよらない出来事で5000光年先の宇宙に放り出されてしまいます。9人は、地球に帰るために宇宙を旅することになります。全5巻の宇宙サバイバルです。
肉食動物と草食動物がともに暮らす世界。全寮制のチェリートン学園で、演劇部の草食動物のアルパカが食い殺される事件が起こります。主人公のレゴシは、演劇部で裏方をつとめる大柄なハイイロオオカミ。
文芸誌の編集部に、応募の規定を守っていない手書きの原稿が届きます。編集者の花井はその原稿に衝撃を受けますが、作者には連絡先がありません。書いたのは、15歳の少女・鮎喰響。
明治の終わり、日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれた元兵士・杉元佐一は、北海道で砂金を探していました。ある日、アイヌの人々が隠した莫大な金塊の話を耳にします。その在りかを示す手がかりは、脱獄した囚人たちの体に彫られた刺青でした。
宮崎の高校3年生・林明子は、自分は絵がうまいと思いこんでいました。ところが、竹刀を手にした絵画教室の日高先生に出会い、その思いこみは打ち砕かれます。
19世紀の中央アジア、カスピ海の周辺が舞台です。12歳の少年カルルクのもとに、遠い村から20歳の花嫁アミルが嫁いできます。年上の妻と年下の夫が、土地の暮らしや習わしの中で少しずつ夫婦になっていく物語です。
鎌倉の古い家で暮らす3姉妹、幸・佳乃・千佳。家を出ていった父の訃報をきっかけに、3人は腹違いの妹・すずと出会い、4人での暮らしが始まります。家族の絆と別れのさびしさを描いた連作です。
都会育ちの八軒勇吾は、北海道の大蝦夷農業高校に入学します。寮で暮らしながら、早起きの実習や家畜の世話など、初めてのことばかりに戸惑う日々。農業を身近に感じたことのなかった八軒が、命と食べ物について考えながら成長していく青春漫画です。
桐山零は17歳のプロ棋士です。幼いころに家族を亡くし、引き取られた家でも居場所を見つけられないまま、将棋だけを頼りに生きてきました。ひとり暮らしを始めた東京の下町で、零は川本家の3姉妹と出会い、その温かさに少しずつ心をほどいていきます。
古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、新しい浴場のアイデアに行き詰まっていました。ある日、風呂の中で溺れかけた彼は、なぜか現代日本の銭湯や温泉にたどり着きます。
2000年代 2作
小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新と出会い、「競技かるた」の世界を知ります。百人一首の札を誰よりも速く払う新の姿に心を奪われた千早は、幼なじみの真島太一も巻きこんで、かるたにのめりこんでいきます。
世界の高い山を登ってきた島崎三歩は、北アルプスで山岳救助のボランティアをしています。長野県警の山岳救助隊とともに、遭難した人たちを助けに山へ向かう日々。1話ごとに違う登山者と、その人生が描かれる山岳救助の物語です。
年ごとのノミネート作
マンガ大賞では、一次選考で票を集めた10作ほどが二次選考にノミネートされ、そのなかから大賞が選ばれます。2008〜2026年のノミネート作は全200作。年ごとの順位は、各年の大賞作のページに載せています。
- マンガ大賞2026:11作(大賞は『本なら売るほど』)
- マンガ大賞2025:9作(大賞は『ありす、宇宙までも』)
- マンガ大賞2024:9作(大賞は『君と宇宙を歩くために』)
- マンガ大賞2023:10作(大賞は『これ描いて死ね』)
- マンガ大賞2022:9作(大賞は『ダーウィン事変』)
- マンガ大賞2021:9作(大賞は『葬送のフリーレン』)
- マンガ大賞2020:11作(大賞は『ブルーピリオド』)
- マンガ大賞2019:12作(大賞は『彼方のアストラ』)
- マンガ大賞2018:11作(大賞は『BEASTARS』)
- マンガ大賞2017:12作(大賞は『響~小説家になる方法~』)
- マンガ大賞2016:10作(大賞は『ゴールデンカムイ』)
- マンガ大賞2015:13作(大賞は『かくかくしかじか』)
- マンガ大賞2014:9作(大賞は『乙嫁語り』)
- マンガ大賞2013:10作(大賞は『海街diary』)
- マンガ大賞2012:14作(大賞は『銀の匙 Silver Spoon』)
- マンガ大賞2011:12作(大賞は『3月のライオン』)
- マンガ大賞2010:9作(大賞は『テルマエ・ロマエ』)
- マンガ大賞2009:9作(大賞は『ちはやふる』)
- マンガ大賞2008:11作(大賞は『岳』)
ノミネートのあと、大賞を取った作品
一度は大賞を逃し、翌年以降にあらためて選ばれた作品です。
- 『ブルーピリオド』山口つばさ:2019年3位 → 2020年に大賞
- 『乙嫁語り』森薫:2011年2位、2013年2位 → 2014年に大賞
- 『海街diary』吉田秋生:2008年3位 → 2013年に大賞
- 『3月のライオン』羽海野チカ:2009年3位 → 2011年に大賞
3回以上ノミネートされた作品
大賞には届かなかったものの、何年にもわたって選考員に推された作品です。
- 『女の園の星』和山やま:2021年7位、2022年4位、2023年3位、2025年7位(4回)
- 『ダンジョン飯』九井諒子:2016年2位、2017年3位、2018年4位、2019年11位(4回)
- 『波よ聞いてくれ』沙村広明:2016年6位、2017年5位、2020年4位(3回)
- 『ゴールデンゴールド』堀尾省太:2017年7位、2018年12位、2019年12位(3回)
- 『僕だけがいない街』三部けい:2014年2位、2015年4位、2016年4位(3回)
- 『アイアムアヒーロー』花沢健吾:2010年4位、2011年3位、2012年8位(3回)
マンガ大賞とは
マンガ大賞は、書店員をはじめとするマンガ好きの有志が選考員になり、2008年から毎年選ばれている賞です。前の年に出た単行本のうち、最大8巻までの作品が対象で、「いま、いちばん人に薦めたいマンガ」を選びます。このページでは、受賞作を新しい順に年代ごとに並べています。Kindle版・紙の本のボタンは、どれも第1巻につながります。
受賞作・年は、マンガ大賞公式サイトの「過去のマンガ大賞・ノミネート作品」で確かめました(2026年9月28日)。Kindle版の有無は同じ日にAmazonで確認したもので、変わることがあります。