1978年の秋、パリ。矢吹駆とナディアは、富豪ダッソー家の晩餐会に招かれます。その夜、運転手の娘サラが人違いで誘拐され、ナディアが身代金を運ぶ役に指名されます。同じころ、ある学院では女性の学院長が銃で撃たれていました。
1978年の秋、パリ。矢吹駆とナディアは、富豪ダッソー家の晩餐会に招かれます。その夜、運転手の娘サラが人違いで誘拐され、ナディアが身代金を運ぶ役に指名されます。同じころ、ある学院では女性の学院長が銃で撃たれていました。現象学を使って推理する矢吹駆のシリーズの一作です。
誘拐と殺人が絡み合う、密度の濃い骨太なミステリーとして読まれています。思想とミステリーがぎゅっと詰まっていて知的好奇心を刺激される、という感想が並びました。謎が謎を呼ぶ展開に引きこまれた、という人もいます。
作中の哲学の議論が長く難しく、ミステリーのテンポが落ちる、と感じた人が多くいます。登場人物が30人を超え、外国の名前ばかりで誰が誰か分かりにくい、という声もありました。シリーズを読んできた人ほど楽しめる一冊です。
ブクログでは770人以上が本棚に登録しています。
受賞作・回・年は本格ミステリ作家クラブの「本格ミステリ大賞」のページによります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。