この作品については、動画で語られている書評がほとんど見つからなかった。 ここでは、確認できる範囲の書評ブログ記事を出典として参考にしている。
舞台は戦中戦後の満州です。高知県から開拓民として親とともに満州へ渡った珠子は、朝鮮人の美子(ミジャ)、横浜から来た裕福な家庭の茉莉と出会い、三人は友情で結ばれます。分け合ったおにぎりの思い出が、のちに離ればなれになった三人それぞれの困難な人生を、ずっと支え続けることになります。
やがて戦争が終わり、三人は別々の道を歩みます。珠子は中国残留孤児となり、それまでの記憶のほとんどを失ってしまう。茉莉は横浜に戻りますが、空襲で両親を亡くして戦争孤児になる。朝鮮で生まれ、満州を経て日本に渡った美子は、在日朝鮮人として生きていくことになります。
紹介している人は、著者が一人ひとりの運命を丁寧に追う筆致から、「心の糧がいかに大切か」を教えられたと語っていました。とくに中国残留孤児となった珠子のエピソードは印象的で、戦争がもたらす喪失の深さが際立つ、という受け止め方です。「もっと世に広まってほしい」と、戦争文学としての価値を強く訴える紹介のされ方をしていました。
見た範囲では意見の割れる点は出てきませんでした。ただし、これはあくまで一つのブログ記事から分かる範囲であり、複数の受け止め方を比較できるだけの材料は集められていない。
この作品を扱ったYouTube動画は、探した範囲ではほとんど見つからなかった。書評ブログ「うずまきぐ~るぐる」が、三人の少女の友情と、離ればなれになったあとの人生を丁寧に紹介している。