いくつかのYouTubeの感想を見ましたが、この本は時代小説として初めて手に取った、という人が多く見かけられました。主人公は渋川春海(幼名・安井算哲)という実在の人物で、江戸幕府に仕える碁打ちでありながら数学と天文学の天才でもあった人物です。当時800年以上使われ続けていた暦が実際の天体の動きとずれてしまっていることに気づき、日本独自の正確な暦を作ろうと決意するところから物語が始まります。
文章が江戸時代の雰囲気に合わせて固めに作られていて、最初は読みにくいと感じた、という感想が複数ありました。それでも読み進めるうちに、その文体が物語の世界観に合っていると分かってきて、だんだん読めるようになった、という声が多かったです。
史実の裏側にどんな駆け引きがあったのかを想像させてくれるのが歴史小説の面白さだ、という話をしている人もいました。実在の人物と、現代の自分の気持ちを重ねて読める、という楽しみ方です。
映画化(2012年、岡田准一さん・宮崎あおいさん主演)を先に見てから原作を手に取った、という人も見かけました。
| 論点 | 一方 | もう一方 |
|---|---|---|
| 文体 | 時代小説らしい重厚さが世界観に合っている | 現代小説に慣れていると最初は読みにくい |
見た範囲で、作品へのはっきりした否定は見つかりませんでした。
本屋大賞の受賞作は毎年ひと通り読んでいます。この作品は、江戸時代の暦づくりという地味に思えるテーマを、一人の人物の生涯をかけた挑戦として読ませる一冊だと思います。
いちばん見られているのは、映画化のときのBARIBARIBUDDYの予告で、30万回以上再生されています。ほんタメの映画レビューもよく見られていて、原作を知らない状態で映画を見た感想が語られています。
本の感想では、みつきbooksが本屋大賞受賞作を読破する企画の中で紹介していて、文体の読みにくさとその後の面白さの両方に触れています。
このほか、喫茶クロスロード、おしぼん BooK Reviewの感想も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。