編集者のスーザンは、人気作家アラン・コンウェイの新作の原稿を読みはじめます。題名は『カササギ殺人事件』。1955年、イギリスの小さな村で屋敷の家政婦が階段の下で亡くなり、やがて屋敷の主人も殺される。名探偵アティカス・ピュントが事件に挑む——という原稿そのものが、上巻のほとんどを占めています。
アガサ・クリスティへのオマージュとして読んだ人が多く、古い村の空気、くせのある村人たち、探偵の描き方まで行き届いている、という感想が並びます。村人の誰もが何かを隠していて全員が怪しく見える、散らばっていた手がかりがつながっていくのが気持ちいい、という声もありました。上巻の終わり方と、下巻で明かされる仕掛けについては、読んでいない人に話したくない、という書き方をしている人が目立ちます。
登場人物が多く、名前を覚えるのが大変だった、という感想がよくあります。上巻は前ふりが長いので、のめりこむまで時間がかかった人もいました。海外ミステリーを読み慣れていないと、少し手ごわく感じるかもしれません。
ブクログでは上巻だけで1万1,000人以上が本棚に登録し、790件を超える感想が寄せられています。