いくつかのYouTubeの感想を見ましたが、この本はまず主人公コンビの掛け合いの魅力から語られることが多いです。世界的企業グループの令嬢でありながら身分を隠して新人刑事として働く宝生麗子と、彼女の家の執事である影山。麗子が現場で事件に立ち向かうものの、いつも毒舌の影山にあっさり見破られてしまう、という構図がこの作品の軸になっています。
「失礼ながらお嬢様の目は節穴でございますか」という影山の決めゼリフを挙げる人がとても多く、このセリフだけで二人の関係性が伝わる、という感想が印象的でした。麗子が一生懸命なのに毎回コケにされて、それでも嫌味にならない絶妙なバランス、という評価もありました。
表紙のイラストがミステリーらしくない柔らかいデザインで、読む前のハードルを下げてくれた、という著者インタビューでの説明も紹介されていました。「猫が出てこない」「怖くない」ミステリーとして、ミステリーが苦手な人にも読みやすい、という声もありました。
刊行から間もなく100万部を突破し、著者自身も驚いていた、という話も見かけました。
とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、コメディタッチのミステリーとして幅広く楽しめる、という評価が中心でした。
本屋大賞の受賞作は毎年ひと通り読んでいます。この作品は、重いテーマのミステリーが苦手な人でも気軽に読める、コメディとしての面白さが際立つ一冊だと思います。
『謎解きはディナーのあとで』はAudibleの聴き放題対象です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。全4巻あります。
ナレーターは福沙奈恵さん。ピアレスガーベラ所属の声優で、『アイカツ!』の白樺リサ役、『紅殻のパンドラ』の七転福音役、劇場アニメ『planetarian ~星の人~』のレビ役などで知られています。
本屋大賞の受賞作でAudibleにあるものの一覧は、ブログ「あの空の下」の本屋大賞の受賞作、Audibleで聴けるのは14作品にまとめています。
いちばん見られているのは、アニメ化のときの主題歌「ラプソディ」(BILLY BOO、100万回以上再生)で、フジテレビ公式のアニメPRも数十万回見られています。
本の話としては、著者本人が出演したラジオ番組ベストセラーズチャンネルのインタビューで、表紙のデザインや刊行までの経緯を聞くことができます。
このほか、読書雑談ずんだもん、述ベル、asobidiotながら聴きランキングの紹介も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。