アメリカ南部、ノースカロライナ州の湿地。カイアは6歳のときに家族に置いていかれ、湿地の小屋でたった一人で生きてきました。1969年、湿地で村の青年チェイス・アンドルーズの遺体が見つかり、村の人たちは「湿地の少女」に疑いの目を向けます。カイアの成長と、事件の真相を追う話が交互に進みます。
自然の描き方の細かさをほめる感想がとても多い本です。読んでいると湿地の中に体ごと入りこむようだった、という声が並びます。ミステリーとしても、成長の物語としても読める、と受け止めた人が多く、最後にもう一つの驚きがあった、読み終えてから何日も考えてしまった、という感想も目立ちました。題名の意味が分かるのは終盤です。
序盤はゆっくり進むので、物語に乗るまで時間がかかった人がいます。結末については、納得できたという人と、真相ははっきりさせないほうがよかったという人に分かれています。2022年には映画にもなりました。
ブクログでは8,800人以上が本棚に登録し、490件を超える感想が寄せられています。評価の平均も高く、この部門の受賞作の中ではとくに支持の厚い一冊です。