「オルタネート」という高校生専用のマッチングアプリを軸に、3人の高校生の物語が交互に描かれる青春群像劇です。調理部の部長・尚(なお)は、去年の高校生料理対決で審査員から手厳しい批判を受けた悔しさをバネに、今年こそはとリベンジを誓っています。オルタネートに夢中なバンナは、新しく導入された遺伝子マッチング機能を使って検査キットで自分の遺伝子情報を登録し、90%以上マッチする相手とデートの約束をします。そしてバンドを辞め、音楽仲間が集うシェアハウスに転がり込んだ蓉(よう)は、高校生ではないためオルタネートを使えない唯一の存在として描かれています。それぞれ違うテーマを持つ3つの物語が絡み合っていく構成に、読みどころの多さを感じた、という感想を見かけました。
全24章が3人の物語を交互に描く構成になっていて、群像劇としては珍しい語り口だと感じた、という声もありました。中でも調理部の物語が一番読み応えがあったという感想が目立ち、料理対決に向けて主人公が奮闘する過程が丁寧に描かれている点が評価されていました。マッチングアプリという現代的なツールを軸にしながら、恋愛だけでなく友情や進路の悩みまで幅広く描いている点も、青春小説としての厚みにつながっている、という受け止め方が中心でした。
小説新潮での連載をまとめた作品ということもあり、380ページというボリュームの中に、細かく印象的なシーンが数多く散りばめられている、という評価も見かけました。
3人の物語を交互に描く構成については、感想がやや分かれていました。群像劇としての厚みを評価する声がある一方、1人の主人公に絞った方がより読みやすかったのではという意見も見受けられました。
いちばん見られているのは、ジャニヲタ目線での書評動画で、高校生専用マッチングアプリという設定への率直な感想が語られています。
このほか、書評動画も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。