「本の街」と呼ばれる街に生まれ育った少女、御倉深冬。蔵書家一族の娘である彼女は本が大嫌いですが、ある日一族の蔵書庫から本が盗まれる事件が起こり、謎の生き物・真白に導かれて本の中の世界に足を踏み入れることになります。タイトルどおり「本を盗む者」を探すファンタジー冒険譚として、まず設定のユニークさに引き込まれた、という感想を見かけました。
本の中の世界に入ると、深冬たちは少しずつ動物へと姿を変えられていき、その本の物語の登場人物と重なる存在になっていきます。それぞれの章に「霧に包まれる」「檻に閉じ込められる」といった意味深なタイトルがつけられていて、読んでいる間はその意味がよく分からないまま物語が進んでいくものの、最終章で「こういうことだったのか」とすべてが回収されていく構成に驚かされた、という受け止め方が中心でした。
序盤はスピード感がありすぎて置いてきぼりにされるような感覚もあったという声がある一方、本嫌いの主人公が本の世界に引き込まれていく展開そのものが、本を読まない読者にも「読書のドキドキ」を思い出させてくれる、という感想もありました。ファンタジー好きな読者に特に向いている作品だと評価されていました。
物語の展開の速さについては、感想がやや分かれていました。ファンタジー世界への没入感を評価する声がある一方、序盤の展開の速さに置いていかれる感覚があったという声も見られました。
いちばん見られているのは、紹介動画で、本の中の世界に入っていく設定と最終章での伏線回収について詳しく語られています。
このほか、紹介動画も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。