高校生のあかりには「推し」がいます。5人組アイドルグループのメンバー・真幸くんです。自身のブログにも彼への思いを綴るほど熱心なファンだったあかりでしたが、ある日「推しがファンを殴った」というニュースが飛び込み、真幸くんは炎上してしまいます。それでもあかりは、これまで集めてきた彼の発言やラジオでの言葉を丹念に振り返り、投票のためにCDを買い集めるなど、冷静に、しかし懸命に推しを支え続けようとします。物語の冒頭からいきなり炎上事件が起きる展開に、まず引き込まれた、という感想を見かけました。
あかりは学校の勉強についていけず、学習障害のような特性を抱えていることが示唆されていて、家庭でも母や姉から強く当たられ、居酒屋のアルバイトでもうまく立ち回れずパニックになってしまう場面があります。現実の生活がしんどければしんどいほど、推しの存在がその心の支えになっている、という構図が丁寧に描かれている、という受け止め方が中心でした。単なるアイドルファンの物語というより、生きづらさを抱えた主人公が見る世界そのものを描いた作品として評価されていました。
物語の終盤、推しに大きな出来事が起こり、あかりがどう向き合うかが描かれる最後のシーンについて、忘れられないほど心に残る、という感想を見かけました。「推しがいなかったらこの子は生きていけないくらい、推しは背骨のような存在だ」という捉え方も紹介されていました。
とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、推しという存在を通して主人公の生きづらさを描く構成と、印象的なラストシーンを評価する声が中心でした。
いちばん見られているのは、ヲタク目線での感想動画で、ファン文化のリアルさと作品への共感が語られています。
このほか、5分でわかる解説動画も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。