全作品インデックス
全国書店員が選んだ、いちばん売りたい本
蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

恩田陸 著 / 青春 / 🎬 映画化

国際ピアノコンクールを舞台に、4人のピアニストの葛藤と情熱を描く。W受賞作。

読者の受け止め方

いくつかのYouTubeの感想を見ましたが、この本はまず分量の話から始まる人がとても多いです。文庫で上下巻あわせて950ページ近くあり、「読むのに時間がかかることを覚悟して挑んだ」という人がほとんどでした。それでも「ページをめくる手が止まらなかった」「文字から音が溢れ出てくるような感覚があった」と、長さを感じさせない読みやすさを口にする人が目立ちます。

舞台は国際ピアノコンクール。ピアノを持たない天才少年、幼い頃に才能を絶たれてピアノをやめていた元天才少女、家庭を持つ会社員ピアニスト、完璧な技術を持つ優勝候補という、境遇のまったく違う4人が競い合う群像劇です。「王道の少年漫画を読んでいるようなワクワク感がある」という感想が印象的でした。

小説なのに音が聞こえてくるような文章だ、という感想もよく見かけました。演奏シーンの描写を読んでいると、実際に音楽が流れているような感覚になる、という言い方をする人が複数いました。

直木賞と本屋大賞のダブル受賞という珍しい組み合わせにも触れている人が多く、エンタメ性と文学性の両方が評価された作品だという受け止め方が一般的でした。

分かれる点

論点一方もう一方
分量長さを感じさせない読みやすさ読み切るのにまとまった時間が必要
ジャンル音楽小説として純粋に楽しめる少しホラー的な緊張感のある場面もあり、苦手な人には注意が必要

見た範囲で、作品へのはっきりした否定は見つかりませんでした。

著者が語っていること

運営者の視点

本屋大賞の受賞作は毎年ひと通り読んでいます。ページ数が多い分、腰を据えて読む時間が要りますが、演奏シーンの描写に引き込まれる作品だと思います。

2017年の他のノミネート作

2017年の全10作品を見る →

同じジャンル「青春」の大賞受賞作

ジャンル「青春」の全作品を見る →

『蜜蜂と遠雷』をAudibleで聴く

『蜜蜂と遠雷』はAudibleの聴き放題対象です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。上下巻でそれぞれ10時間半前後あります。

ナレーターは島﨑信長さん佐倉綾音さんです。島﨑さんは青二プロダクション所属の声優で、『Free!』の七瀬遙役、『デート・ア・ライブ』の五河士道役、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のユージオ役、『呪術廻戦』の真人役などで知られています。佐倉さんも同じく青二プロダクション所属で、『五等分の花嫁』の中野四葉役、『僕のヒーローアカデミア』の麗日お茶子役、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の一色いろは役などで知られる声優です。

本屋大賞の受賞作でAudibleにあるものの一覧は、ブログ「あの空の下」の本屋大賞の受賞作、Audibleで聴けるのは14作品にまとめています。

Audible版『蜜蜂と遠雷』をAmazonで見る →

こんなところでも紹介されています

いちばん見られているのは、映画化のときの東宝MOVIEチャンネルの本予告で、80万回以上再生されています。本の感想では、文学YouTuberベルさんの書評がよく見られています。

このほか、みつきbooksなっぴチャンネル、三宅書店の三宅香帆さんの回の感想も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。

← 2016年2018年 →
※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、本屋大賞ガイドは適格販売により収入を得ています。