専業主婦の田村小夜子と、ベンチャー企業を経営する女性社長・葵。子供を持つ女と持たない女、それだけのことで、どうして女同士は分かり合えなくなるのだろう——そんな問いから始まる物語です。二人の出会いと友情が、互いのなかにある固定観念を少しずつ揺さぶっていく様子が紹介されていました。
紹介している人は、人間関係の難しさを改めて考えさせられた、と率直な感想を語っていました。育児と夫や義母との関係に疲れを感じていた小夜子が、葵の会社で働き始めることで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していく過程が丁寧に紹介されています。
この物語のもう一つの軸として、現在の小夜子の物語と、高校生だった頃の葵の物語が交互に描かれる構成についても語られていました。過去と現在が交互に出てくる構成は最初は不思議な感じがするものの、読み終えたあとに高校時代の葵の物語が、この作品全体のメッセージにとても重要な役割を果たしていると気づかされる、という受け止め方が紹介されていました。いじめを経験した過去を持つ葵と、親友だった同級生との関係が、大人になった葵の孤独と友情の結び方に影を落としている、という読み解きも語られていました。
見た範囲では、複数の受け止め方を比較できるだけの材料は集められなかった。専業主婦とキャリアウーマン、どちらの立場に自分を重ねて読むかで、共感するポイントは変わりそうです。
オトメニア チャンネルが、小夜子と葵、二人の女性それぞれの視点から、あらすじと読みどころを丁寧に紹介しています(再生回数は2026年9月時点)。