全作品インデックス
全国書店員が選んだ、いちばん売りたい本
リカバリー・カバヒコ

リカバリー・カバヒコ

青山美智子 著 / ヒューマン

公園の古びた動物遊具「カバヒコ」に触れると回復するという噂をめぐる連作短編。

読者の受け止め方

公園でよく見かける、動物の形をした遊具「アニマルライド」。そのカバのバージョンが、長年ある公園に置かれ、何度も触られて塗装がはげてきた「カバヒコ」です。誰かがこのカバヒコに名前をつけ、「触ると、触った場所が治る」という噂が少しずつ広まっていく——そんな設定の連作短編集です。タイトルだけ見るとファンタジーを想像していたけれど、実際は何かに悩む人が思考を変えることで人生を好転させていく物語で、想像と違って驚いた、という感想を見かけました。

5つの短編それぞれに違う主人公が登場します。高校入学後に成績がトップから最下位近くまで落ちてしまった学生、夫婦関係がうまくいっていない主婦、耳の痛みで仕事を休んでしまった女性、駅伝の大会に出たくなくて足が痛いと偽った少年、会社や母親との関係がうまくいっていない男性——それぞれの悩みが、カバヒコにまつわる噂を通してほぐれていく構成です。読み進めるたびにもっと読みたくなる、心温まる読書体験だった、という声が目立ちました。

分かれる点

とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、5人それぞれの悩みが解きほぐれていく構成と、カバヒコという不思議な存在の愛嬌を評価する声が中心でした。

著者が語っていること

2024年の他のノミネート作

2024年の全12作品を見る →

同じジャンル「ヒューマン」の大賞受賞作

ジャンル「ヒューマン」の全作品を見る →

『リカバリー・カバヒコ』をAudibleで聴く

『リカバリー・カバヒコ』はAudibleの聴き放題対象で、再生時間は6時間29分です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。

ナレーターは大原さやかさん。神奈川県横浜市出身、東京俳優生活協同組合(俳協)所属の声優で、1998年デビューです。『名探偵コナン』の白井ゆり役でデビューし、『XXXHOLiC』や『テイルズ オブ リバース』のヒルダ・ランブリング役などで知られています。関東地方の鉄道駅の自動放送でも広く起用されています。

Audible版『リカバリー・カバヒコ』をAmazonで見る →

こんなところでも紹介されています

いちばん見られているのは、おで塾本要約の読書感想で、カバヒコの正体や5つの短編それぞれのあらすじが詳しく語られています。

このほか、本要約チャンネル_耳の書斎の紹介も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。

← 2023年2025年 →
※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、本屋大賞ガイドは適格販売により収入を得ています。