17歳の夏、親元を出た主人公・伊藤花は、20歳ほど年上の女性・黄美子と出会い、一緒に暮らし始めます。2人はスナックの経営を始め、そこで出会った仲間たちと「黄色い家」に集って共同生活を送るようになりますが、生きていくためにカード犯罪の「出し子」(盗んだキャッシュカードでATMから現金を引き出す役割)に手を染めていく——そんな重いテーマの物語です。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに崩れていきます。
600ページに及ぶ長編で、本屋大賞ノミネート作の中でもとりわけボリュームがあった、という声を見かけました。それでも読み進める手が止まらず、特に終盤の100ページは夜更かししてしまうほど引き込まれた、という感想が目立ちました。人がなぜ罪を犯すのか、お金のためか夢のためか、犯罪に手を染めていく人の変わりようが本当に怖かった、という受け止め方が中心でした。
著者・川上未映子さんが初めて挑んだクライムサスペンスとして、社会の底辺で生きる人々の姿を圧倒的な筆力で描いている、という評価も見かけました。
とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、長編ながら最後まで一気に読ませる筆力と、犯罪に手を染めていく過程のリアルな描写を評価する声が中心でした。
『黄色い家』はAudibleの聴き放題対象で、再生時間は19時間13分です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。
ナレーターは大内櫻子さん。兵庫県出身、ACROSS ENTERTAINMENT所属の声優・ナレーターです。『明治東亰恋伽』の芽衣の母役、『プラオレ!~pride of orange~』の尚美母役などで知られています。
いちばん見られているのは、日テレNEWSの討論番組で、著者・川上未映子さんが作品で描いた「生きづらさ」について語っていて、19万回以上再生されています。
本の感想では、おで塾本要約の読書感想、ひろみ司書CHのレビューも見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。