「私のように平気で人を殺す人間は、脳のどこかが普通と違っているのでしょうか」——そんな一文から始まる、ノートに手書きで綴られた小説が、物語の鍵になります。
主人公の亮介は、婚約者の千絵と高原のレストランを経営しています。ある日、千絵が謎の失踪を遂げ、同じ頃、亮介の父・陽介が末期がんであることが発覚します。父の家の整理を手伝ううち、亮介は押入れから「ユリゴコロ」と題された一冊のノートを見つけます。そこには、殺人鬼を名乗る「みさ子」という人物の告白が綴られていました。それが小説の中の小説なのか、実際にあった出来事なのか——現実と虚構が入り混じる構成が、この作品最大の仕掛けとして紹介されていました。
失踪した千絵の行方を追う現実の物語と、ノートに書かれたみさ子の告白が並行して進み、そこに千絵の交友関係を知るという謎の女性まで登場する、と語られていました。物語がどこに向かうのか、読み進めるうちに現実とノートの内容がどう重なっていくのかが、この作品の読みどころとして紹介されていました。
見た範囲では、はっきりと意見が割れる点は出てきませんでした。ミステリーとしての謎解きに加え、人を殺すことに対する倫理観を問う内容を含むため、そうした重いテーマへの耐性によって読みやすさは変わりそうです。
水色赤が、映画版の感想の中で、原作のあらすじと「ユリゴコロ」というノートの仕掛けについて詳しく語っています(再生回数は2026年9月時点)。