自然豊かな五島列島、長崎の島を舞台にした青春合唱小説です。主人公は、美人だけれどどこかがさつな印象のある臨時教師・柏木先生。もともとピアニストだった柏木先生が、合唱部の顧問を任されるところから物語が始まります。それまで女子だけだった合唱部に、美人の先生が来たことをきっかけに男子が押し寄せ、本気で練習したい部員と、下心で入ってきた部員のあいだで対立が生まれていきます。
紹介している人は、ドラマチックな展開が続くわけではないところが、かえってリアルで入り込みやすいと語っていました。王道的な青春ストーリーとして進んでいき、ラストシーンで部員たちがひとつにまとまっていく場面には、素直に感動した、という感想です。
映画の主題歌としてアンジェラ・アキさんの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」が使われていて、この小説を読んだあとにその曲を聴くと、作中の情景が浮かんでくるようだ、と紹介されていました。
見た範囲では、はっきりと意見が割れる点は出てきませんでした。ドラマチックな展開を期待するかどうかで、感じ方の強さは変わりそうです。
ザ本屋さんチャンネルが、あらすじからラストシーンの感動まで、書店員の視点で紹介しています(再生回数は2026年9月時点)。