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全国書店員が選んだ、いちばん売りたい本
さくら

さくら

西加奈子 著 / ヒューマン

兄の死を抱えたまま歩み続ける家族の、笑いと涙が同居する再生の物語。

読者の受け止め方

家族で飼っていた愛犬・さくらの死をきっかけに、兄の死という過去の出来事と向き合うことになる家族の物語です。笑いと涙が同居する、再生の物語として紹介されていました。

紹介している人は、2020年公開の映画版(小松菜奈さん・北村匠海さん・吉沢亮さん出演)を軸に語っていて、この物語をひと言で表すなら、末っ子の美貴(小松菜奈さん演じる役)が主人公の映画だと感じた、と述べていました。家族愛、兄弟愛、恋人との関係、命の尊さなど、複数の切り口が絡み合う群像劇的な構成でありながら、美貴という一人の少女が、自分の本当の気持ちを表に出せずにいた状態から、少しずつそれを言葉にできるようになっていく成長の物語として読める、という見方が語られていました。

物語のなかで繰り返し描かれる「何かを選ぶ権利」「好きだと言えないこと」というモチーフについても触れられていて、家族という近すぎる関係のなかで、素直な気持ちを表現することの難しさが、この作品の底に流れるテーマだと紹介されていました。結末部分に関わる詳しい展開は、これから読む方のために伏せてある。

分かれる点

見た範囲では、複数の受け止め方を比較できるだけの材料は集められなかった。家族のなかの複雑な感情の絡み合いを、群像劇として楽しむか、一人の少女の成長物語として読むかで、印象は変わりそうです。

著者が語っていること

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こんなところでも紹介されています

映画版を扱った動画のなかでは、1分映画批評が、家族のなかで素直な気持ちを表に出せずにいた美貴の成長という視点から、作品のテーマを詳しく解説しています(再生回数は2026年9月時点)。この動画は結末に関わる詳しいネタバレを含む内容になっているため、これから読む・観る方は、先に本編に触れることをおすすめします。

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