太平洋戦争が終焉を迎えようとする1945年8月、日本にあるべき終戦の形をもたらそうと画策する異端の大佐・浅倉と、その命を受けて困難な任務の遂行にあたる潜水艦「伊507」、そしてその乗組員たちの数奇な運命を描く架空戦記小説です。
伊507には、ナチスドイツが開発した特殊音響兵器、通称「ローレライシステム」が搭載されていて、それをめぐる戦いが物語を大きく動かしていく——そんな設定が紹介されていました。この潜水艦は、もとはフランス海軍の艦艇でしたが、ナチスドイツに拿捕されて大規模な改装を受け、屈指の性能を持つ最新鋭艦として生まれ変わったという、複雑な来歴も語られていました。ドイツ降伏後、ローレライシステムを日本に提供するために日本へ回航される道中、思わぬ事態に見舞われるところから、伊507をめぐる物語が本格的に動き出していきます。
原作小説と、同時期に公開された映画版とでは、艦の性能や描写、そして結末に至る展開が異なっている点も紹介されていて、両方を見比べる楽しみ方があると語られていました。
見た範囲では、複数の受け止め方を比較できるだけの材料は集められなかった。史実の航空機や潜水艦の描写に詳しい読者と、そうでない読者とでは、細部の作り込みへの評価の高さが変わりそうです。
宇宙のすべての知識 プリンシピアが、潜水艦「伊507」の来歴やローレライシステムの設定について、原作小説と映画版を比較しながら詳しく紹介しています(再生回数は2026年9月時点)。この作品について語っている動画は、探した範囲では多くありませんでした。