現在の時間軸と、2年前の時間軸が交互に描かれていく構成の物語です。紹介している人は、まだ小説をあまり読み慣れていなかった頃にこの作品と出会い、読んだときの衝撃が今も忘れられない、という個人的な思い入れとともに紹介していました。
はじめのうちは、現在の物語と2年前の物語がそれぞれ独立した話のように展開していきますが、読み進めるうちに、あるシーンが実は2年前の出来事と関わっていたのではないか、あるいは2年前のあの人物が現在につながっているのではないか、というように、少しずつ歯車が噛み合っていく感覚を味わえる小説だ、と紹介されていました。
叙述トリックとも、純粋な推理小説とも少し違う、独特の分類しがたい作品だという評価も語られていました。作品のなかに深く入り込むというより、物語の流れにそのまま身をゆだねて読み進めていくような感覚があり、決して単純なハッピーエンドではないけれど、読み終えたあとに心が温かくなるような読後感がある、と紹介されていました。序盤に出てきた話題を後半で回収する、著者ならではの伏線の張り方の巧みさも、魅力として語られていました。
見た範囲では、はっきりと意見が割れる点は出てきませんでした。二つの時間軸がどうつながっていくのかを推理しながら読むか、素直に物語に身を任せて読むかで、楽しみ方は変わりそうです。
サンタクロースの戯言が、二つの時間軸が少しずつ噛み合っていく構成の魅力と、著者ならではの伏線回収の巧みさを詳しく紹介しています(再生回数は2026年9月時点)。