シリーズ第一作『神様のカルテ』の続編です。主人公は、信州の病院で「24時間365日対応」を掲げて働く医師・栗原一止。慢性的な医師不足の職場で、月に何十時間もの勤務が珍しくない環境に、五年間勤め続けています。夏目漱石を敬愛するあまり言葉遣いがとても古風で、周囲からは「変人」扱いされている人物です。
続編の本作では、一止のもとに同期の親友が赴任してきます。ところがその親友は、定時で必ず帰る、どこか冷徹な医師になっていた——一作目とは違う角度から、地方医療の現場で働く医師たちの姿を描いた物語です。
紹介している人は、一作目『神様のカルテ』について、医療系の小説を読むと、自分がその立場だったらとつい考えながら読んでしまう、と語っていました。夏目漱石の影響を受けた古風な文体に、最初はやや読みにくさを感じたものの、うまく噛み砕かれていて、気づけばあっという間に読み終えていた、という感想です。地方病院にとどまるか、最先端の医療を学べる大学病院に移るか——そうした葛藤が描かれる場面も、印象的なエピソードとして紹介されていました。
見た範囲では、評価が大きく割れる点は出てきませんでした。古風な文体をどう受け止めるかで、最初の読みやすさは変わりそうです。
ペキョの小説紹介とかが、シリーズ第一作『神様のカルテ』を先に読んだ経緯とあわせて、地方医療を舞台にしたこのシリーズの魅力を紹介しています(再生回数は2026年9月時点)。