第71回江戸川乱歩賞の最終候補は異例のハイレベルぞろいだったそうで、その中でも頭ひとつ抜けた評価を得て受賞した作品として紹介されることが多いです。有栖川有栖さん、東野圭吾さん、湊かなえさんら錚々たる作家陣が推薦コメントを寄せている、という点に驚いた人も見かけました。
防犯商材を扱う会社の凄腕営業マン・鳥井一樹が、訪問先で刺殺体を発見し、自らも背後から殺し屋に襲われる場面から物語が始まります。絶体絶命の状況で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と営業トークを繰り出し、自分自身を売り込み始める——このぶっ飛んだ導入に一気に引き込まれた、という感想がとても多かったです。
営業という仕事と、裏社会のディールには意外な共通点がある、という構図の作り方に感心する声も見かけました。ノルマを達成し続けることでしか自分の存在意義を感じられない、空虚さを抱えた主人公の内面が、頭脳戦の緊張感と重なって、単なるエンタメを超えた読み応えがある、という評価が印象的でした。
とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、頭脳戦としてのスリルと、主人公の人物造形の両方を高く評価する声が中心でした。
『殺し屋の営業術』はAudibleの聴き放題対象で、再生時間は8時間38分です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。
ナレーターは外崎友亮さん。アクロスエンタテインメント所属の声優で、北海道出身です。アニメでは『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』Season2のノイシュ・ゲフィス役、『遊戯王VRAINS』の剣持役、『遊戯王ゴーラッシュ!!』のジョウゲジャージ役などで知られています。
いちばん見られているのは、本読みずんだもんが早口での小説紹介で、江戸川乱歩賞受賞作としての完成度の高さが熱く語られています。
本の話としては、NIB長崎国際テレビの著者インタビューで、野宮有さん自身が執筆の裏側を語っていて、本と茶トラ猫のレビューも見どころをまとめています。
このほか、takoの本棚の紹介も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。