「小説」というタイトルの小説です。検索すらしづらいこの潔いタイトルに、まずみんな驚く、という反応をよく見かけました。医師の父を持つ主人公・内海集司は、5歳のとき自宅の書棚から『走れメロス』を選び取って読んだことをきっかけに、幼いころから並外れた読書家に育ちます。友達の少ない小学生時代、図書室で司馬遼太郎『竜馬がゆく』を読んでいたところ同級生の外崎真に声をかけられ、本を貸したことから、読書を通じた生涯の友情が始まる——そんな始まり方に引き込まれた、という声が目立ちました。
物語全体を貫く大きなテーマは「小説は何のためにあるのか」「なぜ人は小説を読むのか」というもので、読み終えたときに初めてその答えが分かる構成になっている、という紹介がありました。派手などんでん返しがあるタイプの作品ではないのに、書店員をはじめ多くの読者が涙した、という感想を複数見かけました。作家自身が過去作で「読んでみて面白くなかったらボツでいい」とだけ伝えて原稿を渡すという、独特な創作スタイルで知られていることも紹介されていました。
一人称でも三人称でもない、やや俯瞰的な視点の書き方で、それでも読者の感情をがっちり掴んでくる、という文章面での驚きの声もありました。刊行から本屋大賞の投票締め切りまでの期間が非常に短かったにもかかわらず、深く刺さった読者が多かった、という点も注目されていました。
とくにはっきり分かれる点は見当たりませんでした。見た範囲では、独特な視点の書き方と、読み終えたあとに初めて分かるテーマ性の両方を評価する声が中心でした。
『小説』はAudibleの聴き放題対象で、再生時間は7時間13分です(2026年9月時点。対象は入れ替わることがあります)。
ナレーターは小堀真生さん。ケンユウオフィス所属の声優で、東京都世田谷区出身です。『名探偵コナン』の「シンデレラの靴」回や、『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』の塾長役などで知られています。
いちばん見られているのは、ずんだ文芸部【ざっくり小説紹介】の推し小説語りで、本作の魅力が熱く語られています。
本の紹介では、けんご小説紹介【紙上健吾】の紹介動画が、担当編集者へのインタビューを交えながら、タイトルの由来や創作の裏側まで詳しく掘り下げています。
このほか、おで塾本要約の読書感想も見て、このページをまとめました(再生回数は2026年9月時点)。