29歳の会社員とく子は、深夜の書店で、24歳の作家・塁と出会います。2人の女性はたちまち激しい恋をし、互いを傷つけ合いながらも離れることができません。
胸が苦しくなるほど切なく、まっすぐな恋愛小説として読まれています。文章が美しい、という感想が多く並びます。自分を抑えられず破滅へ向かっていくのに、どこまでも人間らしい、と受け止めた人もいました。書店での出会いの場面が忘れられない、という声も目立ちます。
最後の場面が現実なのか幻なのか、解釈が分かれています。一部の登場人物の役割がよく分からなかった、という感想もありました。
ブクログでは河出文庫版だけで4,300人以上が本棚に登録しています。評価の平均も高い一冊です。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。