愛を軸に、女性たちの人生の一場面を切り取った10編の短編集です。題名のとおり、安全でも適切でもない人生の中で、愛することにだけはためらわない人たちが描かれています。
香水のように美しく、余韻の残る文章だ、という感想が多く並びます。もろいのに強い女性たちに引かれた、という声もありました。この瞬間を生きることを肯定してくれる本だ、と受け止めた人もいます。名前がよく挙がるのは「うんとお腹をすかせてきてね」「十日間の死」「りんご追分」です。
不倫を扱った話がいくつもあり、受け入れにくかった人がいます。生活感のない登場人物たちに違和感を持った、という感想もありました。江國香織さんの文章が好きかどうかで、評価が大きく変わる本です。
ブクログでは1万人以上が本棚に登録し、680件を超える感想が寄せられています。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。