22歳の手塚道郎は、友人の西嶋雅人がヤクザから借りた1,260万円を返すため、機械とパソコンの知識を使って偽札づくりに挑みます。上下巻の長編サスペンスで、日本推理作家協会賞と同時に受賞しました。
紙づくりから印刷の技術まで、専門的な描写に驚いた、という感想が多い本です。分厚いのに勢いが止まらず一気に読めた、という声が並びます。道郎と雅人の軽いかけ合いが好き、という人も目立ちました。
素人が何でもうまくやりすぎて、都合がよすぎると感じた人がいます。紙幣の仕組みは今では大きく変わっているので、技術の話は当時のものとして読む必要があります。
ブクログでは文庫の上巻だけで3,500人以上が本棚に登録しています。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。