豪農の跡取りの結木輝和は、ネパール人の女性カルバナと結婚します。妻に日本の名前を名のらせ、日本の暮らしを押しつける輝和。ところが両親が相次いで亡くなったあと、妻は神がかったような不思議な力を見せはじめ、家の財産は失われていきます。やがて姿を消した妻を追って、輝和はネパールの山へ向かいます。
先が気になって一気に読んだ、という感想が多い本です。すべてを失っていく過程を「壮大な断捨離」と表現した人もいました。持っていたものを手放した先で主人公が変わっていく姿に、神々しさを感じた、という声もあります。
序盤の結婚の描き方が不快だった、という人がいます。妻の力について説明がなく、結局何だったのか分からない、という感想もありました。長く、読み終えるのに時間がかかる本です。
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受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。