1930年ごろの大阪。蒲鉾工場で働く金俊平は、並外れた巨体と凶暴さで、家族もまわりの人も力で押さえつけて生きていきます。著者の梁石日さんが、自分の父親をモデルに書いた上下巻の大作です。
とにかく強烈で、読みごたえがある、という感想が並びます。圧倒的な存在感で君臨する主人公から目が離せなかった、という声が多くありました。在日朝鮮人の人々が生きた時代の苦しさが伝わってきた、と受け止めた人もいます。
暴力と虐待の場面が多く、読むのがつらかったという声があります。後半は主人公の出番が減る、と感じた人もいました。2004年に映画にもなっています。
ブクログでは旧版の文庫上巻だけで960人以上が本棚に登録しています。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。