全作品インデックス
新人の純文学に贈られる賞
むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女

今村夏子 著 / 小説トリッパー

近所で「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方ない「わたし」が、彼女を自分の職場に誘いこむ話です。

読者の受け止め方

近所に、いつもむらさきのスカートをはいている女がいる。語り手の「わたし」は、その女のことが気になって仕方がありません。友だちになりたい一心で、「わたし」は女が自分と同じ職場で働くように、こっそり仕向けていきます。

ページをめくる手が止まらなかった、という感想がとても多い本です。「わたし」はむらさきのスカートの女のことを細かく観察して語りますが、読み進めるうちに、どうもおかしいのは語り手のほうではないか、と思えてくる。「不穏なんだけど、可笑しい」という言い方がぴったりで、怖さと笑いが同時にやってくる感覚を楽しんだ人が多いようです。

分かれる点

何が言いたいのか分からなかった、はっきりした説明や結末がなくてもやもやした、という声もあります。人のあとをつけ回すような語り手の行動に抵抗を感じた人もいました。短いので、一気に読んで、誰かと感想を話したくなる本です。

前後の回の芥川賞受賞作

芥川賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログには1万人以上が本棚に登録しています。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑