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新人の純文学に贈られる賞
首里の馬

首里の馬

高山羽根子 著 / 新潮

沖縄の小さな資料館で記録の整理を手伝い、遠くの人たちにクイズを出す仕事もしている女性の話です。

読者の受け止め方

沖縄の古い郷土資料館で、資料の整理を手伝っている未名子。もう一つの仕事は、世界のどこかでひとり働く人たちに、オンラインでクイズを出すことです。宇宙ステーション、深海、遠い土地のシェルター。ある台風の夜、未名子の家の庭に一頭の宮古馬が迷いこみます。

感想で多いのは、不思議な雰囲気が読み終えてからじわじわ伝わってくる、という声です。小さな資料館の記録と、遠く離れた場所にいる孤独な人たちの記憶が、少しずつつながっていく。記録を残すこと、覚えておくことについて考えさせられた、という人がたくさんいます。「孤独だけど、ひとりじゃない」という言い方で、この本を表した人もいました。

分かれる点

つかみどころがなく難しい、という声は少なくありません。娯楽として読むには読みづらい、クイズや宇宙の設定が浮いて見えた、という人もいました。はっきりした筋より、ぼんやり残る余韻を味わう本です。

同じ回の芥川賞受賞作

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こんなところでも紹介されています

ブクログに感想が寄せられています。第163回は、遠野遥『破局』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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