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新人の純文学に贈られる賞
彼岸花が咲く島

彼岸花が咲く島

李琴峰 著 / 文學界

記憶をなくして島の浜辺に流れ着いた少女と、島の少女の出会いを描いた作品。島で話される独自の言葉が印象に残ります。

読者の受け止め方

彼岸花が咲く島の砂浜に、記憶をなくした少女が流れ着きます。島の少女・游娜(ヨナ)に助けられた少女は、宇実(ウミ)という名前をもらい、島で暮らしはじめる。この島では、ふだん使う言葉とは別に、島を導く女性たち「ノロ」だけが使う言葉があります。少年の拓慈(タツ)もまじえ、三人は島の秘密に近づいていきます。

読んだ人がまず語るのは、言葉の仕掛けです。はじめは見慣れない言葉が混じっていて読みにくいけれど、読み進めるうちに自然と分かるようになっていく。その体験そのものが、物語の大事なところにつながっている、と受け止めた人が多いようです。島の自然の描写が美しい、という声もありました。

分かれる点

設定の作りこみに比べて、人物の気持ちの描き方が浅い、話が退屈に感じた、という声もあります。物語を追うより、島の言葉と風景の中に入っていくつもりで読むと楽しめそうです。

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こんなところでも紹介されています

ブクログに感想が寄せられています。第165回は、石沢麻依『貝に続く場所にて』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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