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新人の純文学に贈られる賞
送り火

送り火

高橋弘希 著 / 文學界

東北の山あいの町に転校した中学3年生の少年が、同級生たちの暴力的な遊びに巻きこまれていく話です。

読者の受け止め方

春休みに東京から東北の山あいの町へ引っ越してきた中学3年生の歩。翌年にはほかの学校と一緒になる、生徒の少ない中学校で、歩は晃たち地元の少年たちの輪に入っていきます。夏休み、川に火を流す土地の習わしに誘われた歩が、約束の場所で目にしたものは。

文章の力が圧倒的だ、という感想が多く見られます。山あいの町の夏の風景の美しさと、少年たちのあいだに張りつめた空気。その緊張感の描き方がうまい、という声が並びます。

分かれる点

暴力の描写はかなり凄惨で、「トラウマになりそう」「人にはすすめにくい」という声が目立ちます。後半の展開が急で置いていかれた、という人もいました。美しい風景と暴力の落差に耐えられるかどうかで、評価が大きく分かれる作品です。怖い話、とくに逃げ場のない田舎を舞台にした話が苦手な人は、気をつけて手に取ってください。

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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