全作品インデックス
新人の純文学に贈られる賞
蔭の棲みか

読者の受け止め方

大阪の、在日コリアンが多く暮らす町。70代半ばのソバンは、若いころ戦争に行き、そこで右の手首を失いました。いまは町の片隅で静かに暮らしていますが、あるきっかけで、封じこめていた過去がよみがえってきます。

感想で語られているのは、抑えた書き方の中から伝わってくる、主人公の心の奥です。静かな日常の底に、張りつめたものが潜んでいる。「静かな殺意を感じる」という言い方をした人もいました。自分の知らなかった人生や視点にふれた、という声もあります。

分かれる点

評価は低めに出ています。難しくて上級者向けだ、もう一歩踏みこんだ場面がほしかった、という声がありました。短い作品なので、じっくり一文ずつ読むのが合っていると思います。

同じ回の芥川賞受賞作

前後の回の芥川賞受賞作

芥川賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログに感想が寄せられています。第122回は、藤野千夜『夏の約束』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑