イスラム革命のあとのイランが舞台です。どちらも「ハジ」と呼ばれる2人の日本人、一人はゲリラ、もう一人は武器商人。そこにペルシャ人の兄妹が加わり、民族の独立をめぐる争いの中で、それぞれの運命が交わっていきます。上下巻の冒険小説です。
スピード感があり、ハードボイルドの世界に引きこまれた、という感想が並びます。中東の情勢が生々しく伝わってきた、という声もありました。船戸与一さんの作品の中でも骨太な一冊だ、と受け止めた人がいます。
登場人物が次々に命を落としていくので、読んでいてつらくなった人もいます。情勢が複雑で人物も多いので、最初はなじみにくい、という声もありました。
ブクログでは新潮文庫版の上巻だけで約400人が本棚に登録しています。今は小学館文庫版が手に入りやすくなっています。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。