疲れ果てた青年が、川のほとりで不思議な男に出会います。男が石に描く鳥の絵から、6つの物語が始まります。狩猟や自然を題材にした短編集で、どの話にも野鳥が大切な役割で登場します。
文章が美しく、自然の描写が心に残る、という感想が多い本です。ハードボイルドなのに温かく、小さな奇跡がある、という声が並びました。「大人のためのおとぎ話」と表現した人もいます。少年との狩りを描く「密漁志願」、観覧車に閉じこめられた少年と木彫りの鴨の「デコイとブンタ」の名前がよく挙がります。
ハードボイルドと童話のような甘さの組み合わせが、しっくりこなかった人もいます。最初は短編どうしのつながりが分かりにくかった、という声もありました。
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受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。