海辺の小さな町で、旅館を営む親戚の家に身を寄せて育った白河まりあ。東京の大学に進むことになり、最後にふるさとへ帰った夏を、いとこのつぐみと過ごします。体が弱く、口が悪く、わがままで、それでいて誰より魅力的なつぐみ。その夏の日々を、まりあがふり返る物語です。
海の描写がみずみずしく美しい、という感想がとても多い本です。つぐみは性格が悪いのに憎めない、という声が並びます。懐かしさと切なさが一緒にこみあげてきた、という人も目立ちました。最後に届く手紙が心に残った、という感想もあります。
つぐみの口の悪さにもやもやしてしまった人もいます。後半に起きる事件の描き方が軽すぎる、という声もありました。昔読んだ本を読み返したら印象が変わった、という感想も見かけます。
ブクログでは1万8,000人以上が本棚に登録し、1,700件を超える感想が寄せられています。1990年に映画になりました。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。