テレビドラマの脚本家・原田英雄は、48歳で妻と別れ、ひとり暮らしを始めます。ある日、生まれ育った浅草で、12歳のときに亡くした両親とそっくりな2人に出会います。懐かしい両親と過ごす時間が増える一方で、同じマンションに住む女性・ケイとの恋も始まります。
亡くした親にもう一度会いたいという気持ちが、胸に迫ってくるという感想が多い本です。浅草で両親とすき焼きを食べる場面が忘れられない、という声がとくに目立ちました。脚本家の作品らしく、映像が浮かぶように読みやすい、という人もいます。
小説としての描写が淡白で、物足りないと感じた人がいます。結末が思っていたのと違った、という感想もありました。1988年に日本で、2023年にはイギリスでも映画になっています。
ブクログでは1,200人以上が本棚に登録しています。山本周五郎賞の、最初の受賞作です。
受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。