18世紀末のカイロ。ナポレオンの艦隊が迫る中、若い官僚のアイユーブは、読む者を破滅させるという「災厄の書」を敵に献上する計画を立てます。その書をつくるため、毎夜、語り部の女性ズームルッドがひとつの長い物語を語りはじめます。
18世紀末のカイロ。ナポレオンの艦隊が迫る中、若い官僚のアイユーブは、読む者を破滅させるという「災厄の書」を敵に献上する計画を立てます。その書をつくるため、毎夜、語り部の女性ズームルッドがひとつの長い物語を語りはじめます。『千夜一夜物語』を思わせる、入れ子の構成の長編です。
独特の語り口に魅了された、という感想が並びます。圧倒的な世界観に一気に読まされた、という声も目立ちました。現実と物語が入りまじっていく仕掛けがすごい、という人もいます。毎夜語られる物語そのものに夢中になった、という感想も多くありました。
難しい漢字や古風な言い回しが多く、読みにくかったという声があります。中東の言葉や背景になじみがないと、最初はとっつきにくいかもしれません。文庫は3冊に分かれています。日本SF大賞もあわせて受賞しました。
ブクログでは文庫の1巻だけで2,300人以上が本棚に登録しています。
受賞作・回・年は日本推理作家協会の「推理作家協会賞一覧」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。