自動車の部品をつくる会社で働く杉田平介。妻の直子と小学5年生の娘・藻奈美が乗ったスキーバスが事故にあい、直子は亡くなってしまいます。ところが、意識を取り戻した藻奈美の体には、死んだはずの直子の心が宿っていました。
自動車の部品をつくる会社で働く杉田平介。妻の直子と小学5年生の娘・藻奈美が乗ったスキーバスが事故にあい、直子は亡くなってしまいます。ところが、意識を取り戻した藻奈美の体には、死んだはずの直子の心が宿っていました。娘の姿で新しい人生を生きようとする妻と、妻でもあり娘でもある存在との暮らしに揺れる夫の物語です。
ありえない設定なのに、気持ちの描き方が細やかで生々しく、切なかった、という感想がとても多い本です。平介の揺れる心に深く入りこんだ、という声が並びました。題名の「秘密」の意味が分かったとき、涙が止まらなかった、という人も目立ちます。
平介の嫉妬や執着の強さに、不快感を覚えた人もいます。倫理的な葛藤が重く、読んでいて苦しかったという声もありました。結末の受け止め方も、読む人によって大きく分かれます。1999年に映画になりました。
ブクログでは5万人以上が本棚に登録し、3,800件を超える感想が寄せられています。日本推理作家協会賞の受賞作の中で、いちばん多く読まれている一冊です。
受賞作・回・年は日本推理作家協会の「推理作家協会賞一覧」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。