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「物語」の面白さに贈られる賞
明るい夜に出かけて

明るい夜に出かけて

佐藤多佳子 著

人と触れ合うのが苦手な大学生・富山は、休学して金沢八景でひとり暮らしを始めます。深夜のコンビニのバイトと深夜ラジオの日々の中で、少しずつ変わっていく青春小説。

読者の受け止め方

人に触れられるのが苦手な大学生の富山は、あるトラブルをきっかけに休学し、神奈川の金沢八景でひとり暮らしを始めます。夜はコンビニでアルバイトをしながら、深夜ラジオを聴き続ける毎日。そこで出会うバイト先の先輩や、ラジオにネタを送る女子高生との関わりの中で、少しずつ変わっていきます。

深夜ラジオの描写の熱量がすごい、という感想がまず目立ちます。実在の番組「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」が登場し、ラジオ好きにはたまらないという声がありました。不器用な若者たちの成長が等身大で描かれていて、夜の暗さの中に明るさを見つけるような話だった、と受け止めた人が多くいます。

分かれる点

ラジオを聴かない人には、番組の話がぴんとこないかもしれません。「ラジオ好き向けで、間口が狭い」という感想もありました。主人公の独り言のような語りや若者言葉は、好き嫌いが分かれています。

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受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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