太平洋を望む港町、鼻崎町。車いすで暮らす小学生の久美香をきっかけに、3人の女性が支援の活動「クララの翼」を始めます。善意から始まった活動は、考え方の違いや疑いから少しずつきしみ、やがて事件が起こります。
人の心の小さな変化を描くのがうまい、という感想が多い本です。善意の中から不信や妬みが生まれていく様子がリアルで怖い、という声が並びました。読みやすく一気に読めた、という人もいます。カバーを外すと作中の詩が出てくる仕掛けに気づいて驚いた、という感想もありました。
前半の人間関係のどろどろがつらかった、という人がいます。真相の明かし方が予想の範囲だった、という感想や、読み終えたあとのもやもやが残る、という声もありました。すっきり解決する話を期待すると、合わないかもしれません。
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受賞作・回・年は新潮社の「山本周五郎賞 過去の受賞作」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。