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魍魎の匣

魍魎の匣

京極夏彦 著

箱に詰められた少女の手足が見つかる、奇怪な事件から物語が始まります。探偵の榎木津、作家の関口、刑事の木場。それぞれの形で事件に関わった男たちは、やがて古本屋の主人で陰陽師でもある京極堂のもとに集まります。

読者の受け止め方

箱に詰められた少女の手足が見つかる、奇怪な事件から物語が始まります。探偵の榎木津、作家の関口、刑事の木場。それぞれの形で事件に関わった男たちは、やがて古本屋の主人で陰陽師でもある京極堂のもとに集まります。「百鬼夜行」シリーズの2作目で、いくつもの事件が「箱」でつながっていきます。

膨大な伏線が、終盤で見事にひとつにまとまっていく構成に圧倒された、という感想が並びます。京極堂の博識と、筋の通った語りに引きこまれたという声も目立ちました。不気味で狂気をはらんだ雰囲気と、人の心の奥の描き方に魅了された、という人もいます。京極堂が「憑き物落とし」をする場面は、シリーズの読みどころです。

分かれる点

文庫で1,000ページを超える厚さで、読みにくいと感じる人がいます。事件も登場人物も多く、理解が追いつかない箇所があった、という声もありました。前作『姑獲鳥の夏』から読むと、人物の関係がよく分かります。

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受賞作・回・年は日本推理作家協会の「推理作家協会賞一覧」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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