全作品インデックス
新人の純文学に贈られる賞
道化師の蝶

道化師の蝶

円城塔 著 / 群像

架空の言語で書かれた小説と、多言語作家をめぐる話が連なっていく、実験的な作品です。

読者の受け止め方

旅先での読書をめぐる話から始まって、いくつもの言葉を渡り歩いて書き続ける謎の作家「友幸友幸」と、その作家を追いかける資産家A・A・エイブラムスをめぐる話が、形を変えながら続いていきます。

好きだという人は、言葉の使い方の緻密さと美しさを挙げています。話がまっすぐ進まず、いくつもの層が折り重なっているような作りそのものを楽しんだ、という声もありました。文章を読むこと、書くことそのものがテーマになっているような、不思議な小説です。

分かれる点

「話として読んでいけるのだが、一体何を読まされているのかよく分からない」。そんな感想がとても多く、評価ははっきり分かれています。起承転結のある話を求める人には向きません。言葉のパズルや仕掛けを面白がれる人には、ほかにない読書体験になりそうです。

同じ回の芥川賞受賞作

前後の回の芥川賞受賞作

芥川賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログでは2,000人以上が本棚に登録しています。第146回は、田中慎弥『共喰い』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑