27歳の二人の女性が主人公です。女であることを最大の武器にして生きてきたるり子は、3度目の結婚式を迎えたところ。一方の萌は、恋にのめりこむのがこわくて、どこか冷めている独身。5歳からの幼なじみで、正反対の二人が、恋と友情のあいだでそれぞれの幸せの形を探していきます。
読みやすくてテンポがいい、という感想が多い本です。とくに人気なのは、わがままを貫くるり子の痛快さ。周りから嫌われるタイプなのに、それをまったく気にしないところが格好いい、という声がよく見られます。性格も生き方も違う二人の友情の描き方が好きだ、という人もたくさんいます。
るり子の身勝手さにどうしても反感を覚えた、という人もいます。浮気や不倫の描写が露骨に感じた、という声もありました。最初は二人に共感できなかったけれど、読み進めるうちに好きになった、という感想もあるので、少し我慢して読んでみるのもいいかもしれません。
ブクログでは6,000人以上が本棚に登録しています。第126回は、山本一力『あかね空』との同時受賞でした。
受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。