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新人の純文学に贈られる賞
春の庭

春の庭

柴崎友香 著 / 文學界

取り壊しの近いアパートに住む男が、隣の家に強い関心をもつ女性と知り合う話です。

読者の受け止め方

東京・世田谷の、取り壊しが近い古いアパート。そこに住む太郎は、同じアパートの女性・西と知り合います。西は、アパートの隣に建つ「水色の家」に、並々ならぬ興味を持っていました。その家は、昔、ある写真集の舞台になった家だったのです。

大きな事件は何も起きません。それでも、日常の小さな出来事や、街に積み重なった時間の描き方に惹かれた、という感想が多い本です。家や路地、光の具合まで細かく書きこまれた文章が、まるで映像を見ているようだ、という声もありました。見えなかったものが少しずつ見えてくる感じ、季節とともに街が移り変わっていく感じを味わった人が多いようです。

分かれる点

視点が急に切り替わるところがあって読みにくい、淡々としすぎていて疲れる、という声もあります。事件を期待せず、散歩をするようにゆっくり読むのが合っている本です。「そっと秘密にしておきたい作品」と書いている人もいました。

前後の回の芥川賞受賞作

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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