昭和12年、岡山の旧家・一柳家。かつて本陣(大名が泊まる宿)をつとめた家で、当主の賢蔵の婚礼が行われます。その夜、離れの部屋で、血まみれになった新郎新婦が見つかります。部屋は密室でした。名探偵・金田一耕助が初めて登場する作品です。
昭和12年、岡山の旧家・一柳家。かつて本陣(大名が泊まる宿)をつとめた家で、当主の賢蔵の婚礼が行われます。その夜、離れの部屋で、血まみれになった新郎新婦が見つかります。部屋は密室でした。名探偵・金田一耕助が初めて登場する作品です。
おどろおどろしい雰囲気と、謎解きの快感が一緒に味わえる、という感想が多い本です。日本家屋ならではの密室トリックをほめる声が並びました。飄々とした金田一耕助の人柄に引かれた、という人も目立ちます。金田一が実験をして仕掛けを見破る場面や、琴の音が事件に関わる場面が印象に残った、という感想もありました。
犯行の動機が、今の感覚では理解しにくいという声があります。やるせない結末に、悲しさが残ったという人もいました。この作品は、日本推理作家協会賞のいちばん最初の受賞作です。
ブクログでは角川文庫版で3,800人以上が本棚に登録しています。
受賞作・回・年は日本推理作家協会の「推理作家協会賞一覧」によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。