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新人の純文学に贈られる賞
忍ぶ川

読者の受け止め方

大学生の「私」は、料亭「忍ぶ川」で働く志乃と出会い、心を惹かれていきます。「私」は、兄や姉が自ら命を絶ったり行方をくらましたりした家に生まれ、自分にも暗い血が流れているのではないかとおびえている。そんな「私」と志乃が結ばれるまでを描いた、清らかな恋愛小説です。文庫には、その後の二人を描いた短編なども入っています。

平明な文章で、深い情感を描き出す筆の力に打たれた、という感想が多い本です。慎ましく清潔な愛情の描き方が美しい、日常の静けさの中に美しさがある、という声が並びます。「文学を読んだという充実感があった」という人もいました。

分かれる点

いまの目で読むと、男女の役割の描き方に古さを感じる、という声があります。「私」の煮え切らない性格にいらいらした、よさが分からなかった、という人もいました。映画化もされた作品で、昭和の純愛小説の代表として読み継がれています。

前後の回の芥川賞受賞作

芥川賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログに感想が寄せられています。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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