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新人の純文学に贈られる賞
八月の路上に捨てる

八月の路上に捨てる

伊藤たかみ 著 / 文學界

離婚を控えた男が、自動販売機に飲みものを補充する仕事の車内で、同僚に結婚生活のいきさつを話していく話です。

読者の受け止め方

30歳の敦は、自動販売機に飲み物を補充して回るアルバイトをしています。明日には、妻との離婚届を出すことになっている。そんな最後の一日、トラックで一緒に回る先輩の水城さんと、仕事をしながら結婚生活のことを語り合います。

夫婦がすれ違っていく様子が、とても自然でリアルだ、という感想が多い本です。大きな出来事があったわけではないのに、少しずつ価値観がずれていって、気がつけば取り返しがつかなくなっている。読みやすい文章で、読み終えてから胸に残るものがあった、という声もあります。終わったあとも日々は続く、その現実味が残った、と話す人もいました。

分かれる点

印象が薄く、すぐに忘れてしまいそう、という声もあります。主人公に魅力を感じなかった、題名の意味が分からなかった、という人もいました。結婚や離婚を経験した人のほうが、じわりと響く本かもしれません。

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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