東京・月島に暮らす中学2年生の4人組、ナオト、ダイ、ジュン、テツロー。友情、恋、性への好奇心、けんか、病気、そして死。14歳の男の子たちが、そうしたものに一つずつぶつかりながら過ごす日々を描いた連作です。
「懐かしい」という感想がとても多い本です。自分の中学時代を思い出した、あの頃の友だちに会いたくなった、という声がたくさんあります。重い出来事も起こるのに、文章は軽やかで、4人の友情がまっすぐで気持ちいい。月島の町の風景がいい、という人もいました。
最初のほうの話は少し退屈だった、という声があります。性に関する話が多く、そこに違和感を覚えた人もいました。中学生が主人公ですが、大人が昔を思い出しながら読むほうが響く本かもしれません。
ブクログでは1万人以上が本棚に登録しています(新潮文庫版)。第129回は、村山由佳『星々の舟』との同時受賞でした。
受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。