中堅の保険会社で働く、年齢も性格もばらばらの5人の女性たち。結婚か仕事か、この先どう生きるか。20代から30代の転機にさしかかった彼女たちが、迷いながら、それぞれのやり方で自分の道を切り開いていく話です。
「読み始めたら止められない」という感想が多い本です。爽快で痛快、登場人物それぞれが魅力的で、いろいろな生き方が並んで描かれているのがいい、という声が並びます。結婚と自立のあいだで揺れる気持ちは、いまも変わらない、と共感した人もたくさんいました。
時代の古さを感じる場面はある、という声があります。登場人物の一人の考え方にどうしてもなじめなかった、最後が駆け足に感じた、という人もいました。働く女性の群像劇として、いま読んでも元気をもらえる一冊です。
ブクログでは1,900人以上が本棚に登録しています。第117回は、浅田次郎『鉄道員』との同時受賞でした。
受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。